親知らずの抜歯

器具をつけてから2週間後に親知らずの抜歯をした。

矯正の先生に「矯正治療には直接関係ないので、抜くか抜かないかはお任せします。でも下の親知らずは横に生えていて歯並びに悪影響を及ぼす可能性が大きいので、ゆくゆくは抜いてください。」と言われた。

そのため、矯正治療が終わったら親知らずを抜こうと思ったが、なるべく若い時の方が治りが早いと聞き抜くことにした。歯医者さんに相談に行くと、下の歯に装置がついてからだと抜きにくいので、早めに抜きましょうとのこと。

 

ネットで検索すると、

親知らずの抜歯で、歯茎の中に完全に埋まっている、下の歯、横向きは痛みがひどいという体験談が多くありかなり怖かった。

 

抜糸当日

抜歯は30分程度かかった。

歯茎に麻酔→CT撮影→手術

 

手術中に刺すような痛みを感じ、麻酔を追加してもらった。怖がりなので終始緊張していた。この時は痛みはあまりなかった。

最後にガーゼを強く噛むよう指示がある。強く噛まないと止血できない。

私は麻酔の影響で口の感覚がなかったため、手術痕とは別の所でガーゼを噛んでしまっていた。30分でガーゼはとっていいと言われていたので、家に帰ってからガーゼを捨てた。

しかし血が一向に止まらずどくどくと流れていた。このときは麻酔が効いていて痛みを感じず、気にも留めなかった。後であれほど苦しむことになるとは...

 

1時間後痛みを感じたような気がしたので、処方されていたロキソニンを飲む。

その後ずっと痛みを感じるが、耐えられないほどではない。

5時間後あたりから痛みが強くなってくる。歯医者でかけてもらった麻酔が切れてきたのだろう。ロキソニンを追加しても鈍痛が続く。血も相変わらずとまらずどくどくと流れるので、ガーゼを買って噛んで止血をした。念のため一時間噛んだ。止まってくれたので心底安心した。本気で血が止まらなかったらどうしようと心配した。

食欲がなかったのでご飯は食べなかった。

 

流血のショックで気分が落ち込んでいたのとご飯が食べられず体力がなかったのでロキソニンを飲んで早めに寝た。

 

 

抜歯の次の日

顎がはれている。口がうまく開かない。ずきずきした痛みがあるので、少しご飯を食べてロキソニンを飲む。ここから薬が手放せない生活が始まる。

片側でしか噛めないので食べるのに時間がかかる。しかも少し触れるだけで痛いので食欲がでない。ご飯食べて薬を飲んで歯磨きの繰り返し(一週間続く)

 

そして歯医者で抜糸をした。ちくちくと痛かったのと大きい音がして汗びっしょりに。

処置は5分くらいで終わった。

 

この日から痛みが強くなる。結局1週間くらいずっとずきずきと痛んだ。ずっと痛みのピークだった。そして一日中歯の事しか考えられず何もやる気にならなかった。頭も痛くなって辛かった。

 

初日と抜糸の日は薬を飲めば痛みがおさまったので、初日に処方されたロキソニン3日分で余裕だと思っていた。しかし、徐々に痛みが強くなったために足りなくなってしまい、歩けないほどの痛みに耐えながらロキソニンを売っている薬局を探し回った。悪夢だった。

 

19時に薬を飲むと、深夜3時頃に薬が切れて痛みで目が覚めてしまう。薬を飲むときは時間を考えて飲めばよかったと何度も後悔した。ただでさえ痛みで気分が良くないのに、寝不足だと余計イライラする。

 

1週間後

経過観察のために再び歯医者へ。このころには痛みがだいぶ治まっていた。

歯を抜いたくぼみに食べかすがたまり、変な味がして気持ち悪いけど耐えるしかないと言われた。変な味は一週間くらい続いた。

 

2週間後

がしがし歯磨きできるくらい治った。

 

 

本当に痛みはつらかった。もう抜きたくない。思い出すだけで涙がでてくる。体力があって回復が早い若いうちに抜くのがいいんだろうな。